ネタバレには配慮していません!ダンジョン探索のみ見たい方は後編へ!
大型AA多用しています!PC推奨!
9月29日
<!‐‐‐ここからストーリーバレ‐‐‐>
蝶よ花よと愛される少女。
何も知らぬ、無垢な少女を縛るのは父親の偏愛。
汚いものを知らず育った少女は、あるとき自分の飼い犬を殺してしまいます。
しかし、少女は無邪気に言うのです。
「ぺロックがリカの言うことを聞かなかったから、石で殴ったの。そうしたら動かなくなっちゃった」
母親はもうぺロックには会えないの、死んでしまったから二度と一緒に遊べないのよ、と諭そうとしましたが、父親がそれを遮り叫びます。
「遊べるとも! リカはなにも悪くない。その証拠に新しいぺロックを父様が連れてきてあげよう――」
そしてぺロックは帰ってきました。
同じ犬種、同じ柄の『ぺロック』という名の、新しい犬が。
1年後、とある教会で葬儀が行われていました。
真っ黒な服を着た少女は、隣に立つ父親に尋ねます。
「お母様はどうして箱の中に眠っているの?」
父親は言います。
「お母様は死んでしまったんだよ」
しかし、少女はクスクス笑って言うのです。
「それなら大丈夫ね、お父様がまた、新しいお母様を連れてきてくれるのでしょう?」
しかし、父親は少女を置いて去っていってしまいます。
ベッドから跳ね起き、悪夢から目覚めた少女は呟きます。
「みんないなくなればいい。そうすれば、お父様が帰ってきて、なにもかも元通りにしてくれる――」
休み時間、八千穂がいつもの調子で話しかけてきます。
どうやら、先日の遺跡で起きた出来事を月魅に相談しようとしている様子。
確かに謎は多いです。日本であるにも関わらず、まるでエジプトのピラミッドのような装飾のされた内部。
そして、鎌治自身の異変。彼は何かに怯え、そして《黒い砂》を吐き出すと正気に戻ったようでした。あれは一体なんだったのでしょう?
しかし、同じ現場に居合わせた皆守は言います。
「取手のことは成り行き上付き合ったが、これ以上俺を巻き込むな」
しかし、そこは熱血転校生と博愛好奇心少女八千穂。
「友達の友達はみんな友達じゃん!」「そーだそーだ!やっちーと俺は友達、俺と皆守は友達、皆守と鎌治は保健室仲間、つまり友達、そして鎌治と俺は友達!」
(ここまで書いてて友達がゲシュタルト崩壊しそうなのは秘密だ)
まあ、なんやかんやと言いくるめられ、強制的に皆守も図書室へ向かいます。
皆守、ご愁傷さま。
一方まだ事情もなにもしらない月魅ですが、自分の知識が頼られるのが嬉しいのか、特に疑問も持たず質問に応えてくれるようです。
じゃあ、まずは《黒い砂》について聞いてみようかな?
○ノノ○+゚::*:.. 「そうなの!えっと、取手クン――
( ゚∀゚) .:+。+ は、関係なくて、あのね!えっと……」
駄目だ、このお団子……
あっという間にボロを出しかける八千穂を、皆守が代弁してくれました。
さっすが、面倒見のいいことに定評のある皆守さん!そこにシビれる以下略!
月魅が言うには、人の精神に影響を与える《黒い砂》は、カビ、砂鉄、灰などがありうるらしい。呪術的なものにまで及ぶ可能性も否定出来ないのでここでは説明しきれない、とのこと。
また、日本とピラミッドの関係性については『むしろピラミッドのルーツは日本にある』というトンデモな説を教えてくれました。
……うん、それはどうかと思うけど、参考にはなったよ……。
そして休み時間も終わりに近づきますが、皆守はそのままサボる気満々の様子。
「武器無はどうする?」と尋ねられましたので、もちろんこう答えました。
「皆守と授業に出るに決まってるだろ!」
これには流石の皆守さんも呆れ顔。
なんやかんやいいつつ皆守に付いていくことにしました。
と、階段で鎌治に遭遇。以前より顔色も良くなり(立ち絵じゃ変わってないけど)、
表情もこころなしか明るくなったように思えます(立ち絵じゃ変わってないけど)。
「君には必要なものだろう?」と、音楽室の鍵を渡してくれました。
學園内は管理が厳しく、一部の生徒が特別教室の鍵を預っているらしい。
(・∀・)
……これでタクト盗みほうだい、か……ウフフ……。鎌治はまだまだカウンセリングが必要らしいですが、今はピアノを弾くのが楽しくて仕方がない、と笑います。
「あいつはお前のおかげで救われたのかな……」という皆守の表情に影が見えるのは、気のせいということにしておきましょう。お前も色々あるんだよな……。この学校でなんもなさそうのってやっちーくらいなm(ry
さらにしつこく皆守について歩いていると、不穏な笑い声。
「ん〜……、石の匂いがするねぇ〜」デタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
黒塚がニヤニヤ笑って立っています。
うん、美形なんだけどね、この人たしかに美形なんだけどね、仕草とかがもう酷いよね!
「君、僕の知らない石の匂いがするね……ま、まさか、この學園に僕の知らない石スポットが!?」
( ´ー`)
(石スポットってなんやねん……。)ああ、石スポットね、あったあった、うんあったよー、と適当に流しておきます。
怪しい笑みを浮かべて黒塚は去って行きました……。
と、地面にキラリと光る物。
Q (`・ω・´)小銭!!?
A いいえ、それは鍵です。
美術室の鍵が転がっています。皆守曰く、これは白岐さんが管理しているものらしい。
じゃあ返しに行かなきゃいけないよね!
僕アレだもん、人のモノ盗るような悪いトレジャーハンターじゃないもん!
(くもりなきまなこ)
しかし白岐さんは「黙っていればあなたのものになったのに」とおっしゃられます。
そんなこというても、僕、悪いトレジャーハンターやないし……。
(しつこいがくもりなきまなこ)
白岐さんはそのまま持っていて構わない、と美術室の鍵をくださりました。
やったねイーゼルと和紙GET!(気が早い)
しかし、こんなにホイホイ怪しい《転校生》に鍵を渡していいものなの?
管理の厳しい學園(笑)
〜昼休み〜
図書室に行くと文明発祥や興亡の歴史が好きだという月魅に熱く賛同すると、ファラオの胸像を頂きました。
お部屋に飾れるそうですが……。なんでこんなものを持っているの……。
そして売店でカレーパンと消しゴムをまとめ買いしました。もう消しゴム使うかどうかわかんないけどね……。
〜昼休み終了〜
午後イチの授業は皆守とエスケープすることになりました。
初めての2人っきりのマミーズです。dkdk。
なになに?皆守くんったらオススメメニューとか教えてくれちゃう系?
私ねー、パスタが好きだな。オムライスも好き!あとねー、鶏のからあげとねー、鶏雑炊とねー、チキンカツとねー、やきとりとねー(ry
ノゝヘノゝ
ζヾ>γヾ
ヽd ´_ゝ`) <俺のオススメはこのあたりだな
<|__|6_||つ
●カレーライス
●カツカレー
●カレーラーメン
●カレー定食 : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
◎ ◎= . . . .: ::: : ::全部カレーか…::::::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .::::::::
/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄
じゃ、じゃあ……カツカレーいただきます……(豚肉も好きさ)
しかし、もう授業が始まっているというのになかなかサボリの生徒が多い。
こりゃたしかに執行委員なんてものも必要かもな……。
ん?なにやら話し声。どうやら近隣の席のサボり生徒の様子。
「……だからさー、俺見たんだってー、墓守が墓地に棺みたいなのを埋めててさー」
「棺って……じゃあ本当にあの墓地に死体でも埋まってるっていうのかよ……」
「わかんねーけどさー」
なにやらヤバ気なことを話してるなー……おや?
おにんぎょさんみたいなゴスロリ少女がなにやら笑いながら通りすぎていきました。
かと思いきや、さっきまで不穏なことを話していた二人が騒ぎ出しました。
「おい、なんだこの箱」
テーブルに置かれたのは可愛らしいラッピングのされた小箱。
「奈々子ちゃーん、この箱なにー?」
バイトの奈々子が呼ばれて駆けてきました。
「ハイハイ?あら、なんでしょう、この箱……ひゃあああああああ!!!ここここここここ、この箱、ものすごく、あ、あ、熱いんですけど!!!ま、まさか、ばくばくばく」
「うそ、爆弾――!?」
「きゃああ!」
店内いっせいに大パニック。
「いいから伏せてろ! 武器無――」
た、大変!皆を助けないと!だって俺はHERO!正義のトレジャーハンターだもの!待ってろ!
皆守ーーーーー!!! / / / / /
r--、 / /_/_/_// )
(⌒ヽ ヽ、 ) | _ノ / ./)/)
\ ヽ / / .| ( / ./)/./)
/ / / i / _/ / / .//)
/ / / ノ / / / ノ /
( ヽ | | / ./ ./ _/
\ \ | .|/ /∧ ./ _,,-''
ヽ ⌒⌒/ イ´Д`)/,,-''
ヽ、 _,-'
ヽ、 __,,-''
今助けるぞーーーーーーー!!!皆守に豪快なタックルをかまし、爆風から護ってあげる武器無さん!
ヒロインを護るのはHEROの宿命だもの!
普通は女の子を護るものなんてしらない!皆守もヒロイン!(いい切りやがった)
しかし、ここで渋い声が聞こえてきます。
「おや、これはいけませんね」年の頃は70前後でしょうか?見事な白髪をしたバーテン姿のお爺様。モノクルが良くお似合いです。
(*´∀`)
……あら、素敵な殿方……///しかしお爺様は発熱する箱をむんずと掴むと窓に向かってフルスウィング!
ばりーーーん!! ぼかーん!!
爆弾というには少々規模が小さいですが、やはり爆弾だったようです。
素敵お爺様の活躍で怪我人はありませんでした。
そしてご立腹なのは武器無に押し倒さた皆守(ヒロイン)。
「ッ、馬鹿! なんで俺なんか庇うんだ!」
助けてやったのに馬鹿とはなんだ!大事な友達護って悪いのかよ!(《燃》)
「なっ……」
よし!絶句させた!武器無の勝ち!(そういう勝負?)
「さて、皆さん大丈夫ですか?」
ざわつく空気の中、お爺様が声をかけます。ああ、なんて紳士。素敵。こんな執事がほしい。
お爺様曰く、あれは火薬の匂いがしなかったので薬品や蒸気を使用した爆弾だったらしい。すげー、さすがお爺様そんなことまでわかっちゃうんだー……
(*´Д`)ポッ
お爺様は千貫厳十郎さんと仰られて、夜間限定の教員用バーでバーテンダーをする傍ら、昼間の忙しい時間だけマミーズのお手伝いもなさっていると……。
(*´Д`)
……なるほど。「バーは基本的に教員専用だが、俺達も行っていいことになっている。牛乳しか飲ませてもらえねえけどな」と、皆守。
「当然ですよ。若人には牛乳が一番です。うちの坊ちゃまも小さい頃から私が牛乳でお育て上げて〜うんぬん〜」
「出ました、マスターの坊ちゃん自慢話!コレ始まると長いんですよね〜」
「いや、それほどでも」
千貫さん達とにこやかに談笑していると、素っ頓狂な叫び声が聞こえてきました。
もう1人のご老人、境さんです。
「これは何としたことじゃあああ!!! ガラスが派手に割れておるではないか! 誰じゃ、わしの仕事を増やしたのは!」
誰って言われても……。ここにいる誰のせいでも無いんじゃないかな……。
怒りは収まらないようですが奈々子もフォローに回ってくれました。
「爆弾みたいのが急に爆発して、奈々子怖かったですよォ」
「おお、それは怖かったのう。儂が慰めてやるぞ」
「って、どこ触ってるんですか!」
しかし、ガラス割りの実行犯(?)千貫さんが名乗り出ました。
生徒を守るために仕方なく割った。貴方が公共物の管理を任されているように、私の仕事は生徒さん方を守ることですから、と。
(*´Д`)
……千貫さん……抱いて……!しかしこの2人、超絶仲が悪いらしい。ジジイ頂上決戦か……上手いこと言うな、皆守w
そしてなんやかんやあってガラス掃除の手伝いをする羽目になりました。
てか、皆守逃げたし、1人で掃除か……。
しかし、貧相なモップを頂きました。攻撃力はある……けど……。
うん、とりあえずいただいておこう。
置いて逃げたと思っていた皆守でしたが、表で待っていてくれた様子。なんだよ、いいところあるじゃないか(・∀・)
皆守が言うには狙われていたのはC組(うちのクラス)の子らしく、次は化学の授業……ううむ、嫌な予感がします。
途中、職員室の前を通ると雛先生の怒鳴り声が聞こえてきました。なんて珍しい……。
揉め事か?と覗いてみると、先輩教師と教育論について語り合っている様子。
なにもかも《生徒会》任せのこの学校はおかしい、と。先生もこの学校については物申したいところがあるんだな……と思いつつ、見なかったことにしました。(よっ、武器無さん大人!)
2階に上がろうと階段にさしかかったところで、皆守が呼び止められました。
逞しいお声。長身に、ムッチリ系マッチョの、無精ひげ。
「よう、甲太郎じゃないか。彼が例の転校生か?」
( ゚д゚ )
( ゚д゚ )
( *゚д゚ )はあああああああああああああああああああ!!!!!あ、貴方は!前世の我が嫁!(というか今世でもむしろ嫁)
夕薙大和さんじゃあないかあああああああ!!!!
大和さん近影大和さんは海外でボランティア生活をしていた帰国子女です。ですが、その海外ぐらしで体を壊してしまったらしく2年ほどダブっており、同学年ですが2歳年上なのです。
こんなマッチョなのに!マッチョなのに!病弱!ギャップ萌え!
ギャップ萌え!!(おちついて)
「君のことも色々聞いているよ、《転校生》君」
……ん?カッコつき?
彼も何か、武器無の正体を掴んでいる人の様子。5時間目は授業に出たが、まだ体のほうが芳しくない様子で、6時間目は保健室で休むらしい。
...(´З`)チェッ
ついでに皆守もフケました。なんだよもう!
八千穂と同じ班らしく、仲良く実験です。(そういえばとなりの席だっけな)
「うーん、なんかワクワクするよね。試験管とか
ビーカーとか、ここでしか触らないものだし、なんかちょっと可愛いと思わない?」
えっ、アタシ、イジラれちゃってる……
っていうか、可愛い……?!( *゚д゚ )(お前じゃない、お前じゃないよ)
「じゃあ始めようか! まず、この液体を……」
えっ、あっ、や、やさしく……して、ね……!(もうええて)
と、ここで教室の一部が騒がしくなってきました。
おやおや、小学生じゃあるまいし、理科の実験ごときではしゃがないでよもう……!
「おい、この箱……」
箱? あっ!
気がついたときには、箱は既に轟音を鳴らし、破裂した後でした。
クラスメートは耳を負傷、保健室に運ばれていきます。
そして、教室を覗く影……あ!さっきのゴスロリ!
「あの子、A組の椎名サン……。あ、ちょっと待って武器無クン! あたしも行く! ちょっと待って、椎名サン!」
八千穂の呼びかけに振り向く少女。ふわっふわのブロンドに無機質な化粧、本当に人形みたいな子です。
「リカをご存知なのですかァ? ウフフ、初めましてェ、A組の椎名リカですゥ」(CV松来さん)
あ、これはご丁寧に。武器無雑貨です。(どんな相手でも名は名乗る)
しかし、彼女はやはり生徒会執行委員でした。
「悪いことをした人に罰を与えただけ」というリカは、分子と分子をぶるぶる〜っとさせて蒸気がしゅわーっと出て、それでバーンとさせる《力》があるらしい。なるほど、わからん。
しかし、つまりリア充爆発させ放題……羨ましい能力だな、オイ!(こら
しかし、リカはこうも言います。
「人は死んでも構わない、お父様が代わりを持ってきてくれる」
「死なんて大したことない」
……うわぁ……。しかし、ここでどこからともなく皆守がやってきて言います。
「人の『死』ってのはな、そんなもんじゃない。死んだ奴のには二度と会えない。誰もそいつの代わりになんてなれない。お前には本当に『死』の意味がわからないのか?」
皆守……(´;ω;`)
しかし、リカも反論します。
遺跡の中で見た、と。伊邪那岐の神様は伊邪那美の神様が死んだ時、黄泉の国まで迎えに行った、だから死者を迎えに行くことはできるんだ。
「だからいずれお父様がお母様もペロックもお友達も、なにもかも全部、リカの所に連れ帰ってくれるんですもの。あなたたちなんて、リカ、大ッ嫌いですわ。それでは、失礼します」
にこやかにお辞儀をして去っていたリカ。
彼女もまた、遺跡に関係があるようです。
皆守は死にたくなければ遺跡のことは忘れろ、といいますが……。
「……嫌なんだよ。面知ってる奴が死ぬってのは」ありがとう、皆守。
今回からは単騎で遺跡突入です。
頼れる物はそう……。
この拳と、カッターナイフと、輪ゴムだけだ……!
<!‐‐‐ストーリーバレ ここまで‐‐‐>
さて、ここから壮絶な単騎による遺跡探検です。前回手に入れたメリケンサック、仮にもスポーツ用品です。使わせていただきます。
まずは前回クリアした序の紀(じょのしるし)で様子見です。
このゲーム、以前クリアしたフロアに何度でも入れるのが特徴でレベル上げも簡単。
大型の化人ボスもちょっぴりパワーアップしてお出迎えしてくれます。もちろん、経験値も多めです。
という訳で、メリケンサック、輪ゴム、カッターナイフを持ち、腹に百科事典を仕込んだ不審者ハンター、再び突撃です!
まずはカワホリを輪ゴムで牽制!
メリケンサックのAP消費は5、下手にAPを使ってカッターナイフで攻撃するより数で攻めたほうがお得だろうと、耐性のある打撃ではありますがひたすらジャブ!ジャブ!
26、クリティカルが入ると約50……おお、これは強い!
いいぞメリケンサック!カワホリが1ターンで!たった1ターンで倒せました!!
(普通にプレイしてたら絶対に味わえない喜び)これならクエストもいけそうだな……!
ここでクエストについてご説明。
自室のパソコンからロゼッタ協会にアクセスすると、世界各地の皆様から寄せられた依頼を受けることができます。
例としては、
『新しい展示室の古代美術展で脇を飾る華として カツレツ を出展したいのです。』(大英博物館様からのご依頼)
( ゚д゚ )……飾るの?トンカツを?
『亡くなった義母の命日に祈りを込めて カツ丼 を流したいの…。』(黒髪の未亡人様からのご依頼)
( ゚д゚ )……好物かなにかでいらしたのかしら?
『官僚の経済支援会で交渉材料として 轟炎爆薬 を使いたいんですよ。』(日本国首相様からのご依頼)
( ゚д゚ )……脅すの?
『力尽きた家族を楽にしてあげる為に冷たく見られても 皮の鞭 を手に入れたいの…。』(恵まれない少女様(推定8歳)からのご依頼)
( ゚д゚ )……力尽きた家族にさらに鞭打つってか……?
とまぁ、自動生成の文章のせいでえらくとんちんかんな依頼が来たりする訳です。でもまぁ、親の敵に天丼やろうが、優しい恩人に爆弾ぶつけようが、ハンターは依頼されたものを入手するだけです。
しかし、この時点で轟炎爆薬だのニトロ剤だのステンレス包丁だの、そんな高レベルなアイテムが手に入るわけもありません。
そこで、ギルドから『クエスト』が提示されるのです。クエストをクリアすればギルドがそのアイテムを支給してくれるって寸法です。あら便利!
そのクエストはだいたい『特定の場所』で『特定の行動』をしろ、という内容ですが、ちょっと謎掛けになっています。
例えば、この文章。
『五対の土偶 夕闇の扉より 時と踊らん』
この暗号文だと、五対の土偶がある場所=序の紀、神世七代の間 夕闇の扉=日が暮れる扉=西にある扉 時と踊らん=時計回りに一回転 ってな具合です。
しかしただ動くだけっていうなら楽なんですが、中には『辛さを求めん』(辛いもん食え)『麺を食らわん』(麺類食え)『その身を清めん』(塩舐めろ)みたいにアイテムが必要なモノもあったり、特定の化人退治のクエストがあったりもします。
『地を繋ぐ部屋 羽ばたくものは かみのはりせん』
これは、地繋ぎの間にいる特定のカワホリをハリセンで倒せっていう依頼ですね。しかしハリセンなんかまだマシな方で、一番最悪なのが『命を零にせん』。これはHPちょっきしで倒せっていう依頼なんですが、かなり綿密なHP計算が必要でして、私も1度やったっきり
「もう受けない」と心に決めた依頼なのです。
まぁ、それはともかく。
今回は他にもいくつか鬼門の依頼がありまして、退治系の『蜂の巣とならん』(銃で倒しなよ)『砕け散らん』(化人爆発しろ)はまず無理。
ていうか縛りで銃は使えないし、爆弾もまだカンパンできません。
それにいちいちエリアを変えるのも面倒くさいので、なるべく1話分のフィールドでできる依頼だけを選り好みしたい所存です。
この縛りにおいてクエストなんて必要なの?と思われるかもしれません。が、まぁ、ぶっちゃけ必要ありません。
しかし、私のセルフチャレンジ『攻略を見ずに全バディ回収できるかな?』を達成するには、クエストで貰えるいくつかの限定アイテムが必要なのです。
まず、最初からいる依頼者『恵まれない少女』の持つ『お宝写真』を狙います。
次に『日本国首相』の持つ『招き猫』、ハンターランキング9位以上で現れる『蒼き瞳の皇太子』の『琥珀の髪留め』を狙います。
(受けたクエストの数、難易度、倒した化人の数等を集計して、独自にランキングされているのです)
依頼者にも好感度設定があり、クエストを成功させれば上がっていきます。こつこつ依頼を受け、お礼のアイテムを受け取る!がんばろう私!
しかし、好感度が上がるとお手紙がもらえたりするんですが、これが結構嬉しかったりするんです。
……見返したりできる仕様ならよかったのになぁ。
という訳でここからこつこつとクエストを受ける作業が始まったのです。
ついでにレベル上げ、仕掛け解除も進めます。
第2のフロア、『天地の初めの紀』では不思議な紫色のチョウチョに遭遇。
チョウチョは妖艶なマダムの姿に変わり、なにやらアイテムをトレードしてくれるそうです。
ですが、このプレイにそんなもん関係無し!!
弾薬?オーパーツ?
なにそれおいしいの!!?(涙目)
マダムに別れを告げ、さらに奥に進みます。
しかし結構忘れてる物で、特に『西の至聖所』の仕掛けに必要な調合アイテムがまったく思い出せず……。
(結局必要なのはティッシュで作る『延焼剤』でした。)
このフロアから登場する敵はなかなか強力で、特に『磐座(イワクラ)』が恐ろしい。ふわふわ浮かんだ機械のような化人なのですが、炎で攻撃してくるので『火傷』になってしまうのです。『火傷』は通常のRPGでいう『毒』に似た効果の他、火炎属性の攻撃ダメージも上がるという凶悪な状態異常です。
(いや、もっと凶悪なのもあるけどね。麻痺とか骨折とか呪いとか麻痺とか麻痺とか麻痺とか!)
逆に『凍傷』という状態異常もあります。まぁ、火傷の水版ですね。
そうそう、その上イワクラさんは打撃耐性もあるので長期戦になりがちなのです。早く属性攻撃できるアイテムがほしい……(入手はまだまだ先です)!
そうこうしてるうちに数時間。
『お宝写真』は無事入手。あとは皇太子と首相の依頼を積極的に受けるだけ。しかし、ここいらでそろそろ爆破スキルがほしい。という訳で、先を見越してスキル上げです。化学をB6まで上げたい……できればA2……。
でも美術も上げたい……。あと生物……できれば倫理も……。
という訳で、積極的に前回ボス神産巣日さんとも戦っていくことに。
メリケンサックもあるし、いざとなった時用にガムやカレーパンもある、今までのレベル上げの結果保健もSSまで上がったし、歩いてるだけで自動回復余裕です状態。
そろそろいいお客さんになってもらわないと色々辛いんですよねー。
まずはサクっとササガニさんからやっつけようかな!
お、相変わらず多いなー。まずは一匹、と。
あ、APないや。よし、ターンエンド……。
まーこの距離ならせいぜいダメージうけても一匹分だし、向こうから寄ってきてくれるから移動APも節約できるしね。さて……。
うわ、麻痺った!ま、逃げて逃げて回復しよう。3ターンもあったら回復できるは……ず……
うわ、うわ、
ササガニ寄ってきすぎ!逃げ場が!逃げ場が!そうだ、ジャンプだ!ジャンプで飛び越え……
あああああ敵は飛び越えられねええええ!!!やっべえ、麻痺が切れる前に新しい麻痺が!麻痺が!
うわああああ!!!!〜5分後〜
( ゚д゚ )
『ハンターの死亡をかくにんしますた』
( ゚д゚ )
えっと……前セーブしたの、いつだっけ?数時間後、どうにかこうにか招き猫と髪留めを入手したのでした。
その後レベルを17まで上げ、数学をC3にし、鍵付き宝箱から女神の真珠GET。(後々のイベント用、念のためです)
次に上げるのは生物と数学かな……。早く体育も上げたい……。
さあ、それではボスに向かいましょう!
本日の装備!
□ メリケンサック
△ 輪ゴム
○ 貧相なモップ
体 百科事典
他 無し
手持ちアイテム
混合爆薬×1
黒板消し
チョコレート×3
カレーパン×5
包帯×2
こんな感じで行ってみようと思います!
おっとセーブは忘れずにNE!
(自分用メモ)ちなみに『貧相なモップ』は連れ歩いているバディの好感度が下がる効果もありますが、ぼっちプレイなので無関係です。
化人創成の間ではやはりリカが待ち構えていました。
「こんなところにまで来るということは、『死』など恐れていないということですよねェ?」
馬鹿!怖いに決まってるじゃん馬鹿!ここまで来るのに!何回!何回死にかけたか!!(むしろ死んだか!)(血の涙)
あなたにふさわしい罰を与える、というリカ。
そう簡単に殺られてたまるかアア!!
しかし、松来さんの声が本当に可愛い。
「あなたにはァ、ここで死んでもらいますのォ」
「リカと一緒に遊びましょ」
(*´Д`)…キュン
いや、和んでいる場合ではないのですが。
そして飛んでくる爆発物!(プレゼント箱仕様)
痛ッ!100近く食らうってアンタ!しかも捻挫ってアンタ!
しかも攻撃範囲が広いから逃げても逃げても食らう食らう。
しかし何とか貧相なモップで『吐き気状態(プレイヤーの攻撃ダメージ10%増加、敵の攻撃ダメージ10%減少)』にすることに成功。
よし、あとはひたすら殴るだけだ!
カレーパンをひとつ消費しつつも、なんとか倒せましたワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
そして倒れたリカは《黒い砂》を吐き出し、さらに強力な化人が!
.( ̄ ̄)
) (
/====ヽ <ボヨヨーン
(===)
.ヽ__/
( ゚д゚ )つぼ?
この壺こそ、このフロアのボス『伊邪那岐』。
この壺侮れないのです。攻撃範囲が広く、逃げにくい。
その上周りには宇萬良(ウマラ・サソリ型の小型化人)がわらわらといるのです。
しかも状態異常で『吐き気』食らわせてくるってなー
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
※プレイヤーが吐き気になると食べ物が食べられない=回復ができなくなる
しかし、どうにかウマラ軍団を退治し、あとは伊邪那岐との一気討ち。
ここで私は黒板消しを取り出します!
説明しよう!黒板消しにはチョークの粉がたんまりついているので、ぶつけられた相手は『粉状態』という状態異常にかかるのだ!
『粉状態』は爆破攻撃が50%増しなのだ!かつ、伊邪那岐は爆破が弱点!やったね、たえちゃん!
この時のために大事に置いておいた混合爆薬を食らえ!!
弱点の眉間にボーン!!!
「安全領域に入りました」
工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工
一撃いいいいいいい!!!?
こうして、伊邪那岐との壮絶なバトルは終わったのです。
うん、ぶっちゃけリカの方が時間かかったよね……。
そして、このフロアの秘宝はオルゴール。
リカの両親が彼女の生まれた日に贈った記念の品でした。
リカの母が死んだ日、リカの父は彼女に言いました。
あの日連れてきたペロックはペロックではない、別の犬だと。
そして、母にはもう会えないのだ、現実という炎を1番恐れていたのは自分だったのかも知れない、と。
もう母に会えないと知ったリカですが、父はこう言いました。
「お母様はいつでも私たちのすぐそばにいるよ。お母様がいなくて寂しいと思ったら、いつでもこのオルゴールを開けてごらん。私たちが忘れない限り、お母様はいつでも私たちの心のなかにいるよ……」
そして、思い出す母の言葉。
「―‐リカ……梨花。忘れないで。現実という名の炎を勇気を出してくぐれば、そこには、あなたが望むものを手にすることのできる世界が広がっている。消して目を背けずに、飛び込んでいくのよ」
リカは『死』を知っていました。しかし、黒い砂が全て奪っていったと言います。
寂しい心、弱い心と一緒に、大切な物を。
そして、リカは理科室の鍵を託してくれました。
もっと強くなりたい、と……って、ちょっと待て、
プリクラァーーーーーー!!!!そんな訳で、初ロストバディはリカでした。
チャレンジ、早くも頓挫。
しかし、武器無の戦いはまだまだ続きます!
もう少しで知識MAXです。
[0回]
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