↓公式サイトです。
少々古いですが、ご存知の人はいるでしょうか、このゲーム。
「
萌える乙女ゲー」ではなく、「
燃える乙女ゲー」として一部で評判です。
Amazonさん等で見てみたらお分かりになるでしょうが、少々プレミアがついております。
それに比べてPS2版のお値段は控えめ。
これには少々理由があるのです。
先に出たPS2版は操作性に難点があったり、セーブデータが3つしかない等、「今どきのゲームとしてどうよ?」なゲームでした。
その後移植されたPC版(~急急如律令~)はその難点をオールクリーンにし、その上新イベントも追加されています。
乙女ゲーマーならば迷わず後者を選びますね。
私もそうします。そして実際そうしました。お値段が高くなっているのはもうなくなってしまったメーカーさんのゲームなので仕方がないのですが、何故今更購入に至ったのかをちょっと説明したいと思います。
あれはそう、初めてこのゲームの情報をゲーム雑誌で読んだ日。夢にまで見た「
攻略対象が細っこくないクッソアツそうな乙女ゲーム(しかも退魔師モノ=ジュヴナイル!?)」というだけで買いに走ろうとしました。
しかし、評判を聞くと「PS2版は不親切設計」「色々難点アリ」「でも内容は死ぬほど燃える」などという言葉が並んでいます。
ならばPC版だ! と思ったのですが、当時私は自分のPCを持っていませんでした……。
まさか漫画喫茶のPCにインストールする訳にもいかず、泣く泣く諦めたのです。
数年後、自分のPCを入手した私はゲームショップでPC版と遭遇しました。
その時のお値段4000円弱。財布の中を覗きました。5000円しか入っていませんでした。
ああもう、その時の私に未来視の能力があれば、「迷うな! 買え!!」と絶叫していたでしょう。しかし泣く泣く諦めたのです……。
月頭だったしね。その当時自分が自由に使えるお金5000円しかなかったしね……。そしてその数カ月後、私は知るのです。
そのゲームにとんでもないプレミアがついた、と。
慌ててゲームショップに走りました。ありませんでした。
ギャフン。それから、
「お金がたまったら絶対買ってやる……」と決意したのです。
自分で自由にお金を使えるようになり、私はそれこそ霞を食うような生活を続けました……。主食納豆。とにかく納豆。1食約50円の生活。
そして家電製品の買い替え、PCの買い替え等を経て……。
やっと購入のチャンスに恵まれたのです!
うわああああいコンビニで2万円分のAmazonギフト券を購入したあの時のドキドキ!(ちなみに余った約4000円分でお酒と父にプレゼントする血圧計を買いました)
で、肝心の内容です。
主人公の神楽坂要(名前固定)は花も恥じらう17才の女の子☆実家は退魔師の家系で、いよいよ自分にも御役目が!よーし、修行の成果見せちゃうんだから!でも派遣された先は男子校!男装しての潜入捜査!?ドッキドキの学園生活が始まっちゃう!みたいな。
正直言いまして、体験版でプレイできる間は「うひょう(良くない意味で)」って気分です。主人公のテンションが一昔前といいますか、とにかく独特。
でもですよ!
キャラ毎のルートに入ったら
「なんだよ要、超男前じゃん」という気持ちになります。
ちょくちょくプレイヤーが主人公の性別を忘れるくらいの男前。
序盤の違和感などそんなもん知らんわ! 要ちゃんカッコイイよ!
でもおばちゃん、要ちゃんの女子高生姿も見たかったな!!なんで着替えた!!!(※某キャラ某エンディング)
キャラクター毎の感想は、とにかく色んな意味で裏切りません。
超がつくくらいの正統派。
だからアツい! だからルートに入ったら「イヤッホオオオオオウ!!!!(AA略)」な気分になる。
私は十馬君と安倍先生が大好きです!!!!
ただひとつ難点があるとすれば、超がつくくらいの正統派故に、
(以下反転)
キャラの名前そのものが壮絶なネタバレ。(反転終了)
エンド分岐はキャラ毎に2つ+グランドエンディング+αって感じです。
恋愛要素はあっさり目。
だがそれがいい!!「買ってよかった……。よかった……!」と震えました。
暑苦しい友情、対立、疑念、役目を隠さねばならない負い目、自分が男だと思われているからこそ起きるすれ違い……。
正統派の波がこれでもかこれでもかと押し寄せてきます。あぁっ!! 私は今、青春(ジュヴナイル)小説の主人公になっている!!!!グランドエンディングのその後がめちゃくちゃ気になるんですが、どうするんでしょう、要ちゃん。どっきどき。
以下、ちょっぴりネタバレ込みのセールスポイント
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